コミュニティ・パワーは ローカル[ 辺縁 ]からはじまる
- 2012.04.15 Sunday
- [ event ]
そんな力強い春の勢いそのままに、この偉大な自然界のエネルギーをわたしたちの未来へ活かしていくための連続セミナーを開催します。
オカネもコネもなくても、アキタの“人”からはじまる自然エネルギー勉強会
第1回『コミュニティ・パワーはローカル[辺縁]からはじまる』
◎日 時|4月21日[土]9:30〜12:00[開場|9:00]
コミュニティ・パワーという考え方が、いま自然エネルギーの世界で広がっています。小規模分散型の自然エネルギーを、地域の人々が協力しあって、地域に利益が落ちる事業として導入していく、という考え方です。それも、秋田と良く似た状況にある、農村などのローカル[辺縁]から生まれています。
『ローカル[ 辺縁 ]』
この共通点に、私たちのいまと未来に渡る「豊かさ」のヒントが見つかるのではないでしょうか?そんなコミュニティ・パワーについて、学び、話し合い、つながる場『Community Power Project Akita』をはじめます。「アキタの “人(コミュニティ)” から始まる自然エネルギー」を学び、話し合う場をつくり、コミュニティ・パワーを実践しているモデル地域の体験機会を提供します。まずは4月〜7月にかけて連続して勉強会を開催し、これをきっかけにコミュニティ・パワーについて学ぶプロジェクトを継続していきたいと考えています。どなたでもご参加いただけるプロジェクトです。ぜひご参加ください。
|第1回セミナー概要|
◎場 所|レストランプラッツ
秋田市大町1−2−40 あくらフォー・スクエア内
電話:018−883−4366
◎参加費|1,000円 / 1drink付 ※お菓子の持ち寄り大歓迎です。
◎定 員|50名
◎お申込・お問い合わせ|
参加ご希望の方は、info@casane-tsumugu.jp[事務局:田宮|casane tsumugu]まで、ご氏名、Eメールアドレス、お住まいの市町村名(ワークショップの際に必要な情報です)をお知らせください。
※FACEBOOK イベントページ → コチラ
◎内 容|第一回テーマ「コミュニティ」
レクチャー&ワークショップ
『「コミュニティ・パワー」のはじめ方:自然エネルギーでマスマスつながるヒトとヒト』
◇コミュニティ・パワーの考え方について
◇海外の事例(サムソ島[デンマーク])、ダルデスハイム[ドイツ]、オンタリオ[カナダ]等
◇コミュニティ・パワーのつくり方 ほか
◎主 催|Community Power Project Akita[事務局|casane tsumugu]
◎共 催|認定NPO法人環境エネルギー政策研究所[ISEP]
◎協 力|JST 地域エネルギー・ファイナンス研究チーム
◎講師プロフィール|古屋 将太さん
1982年静岡県生まれ。認定NPO法人環境エネルギー政策研究所[ISEP]研究員。デンマーク・オールボー大学大学院博士課程在籍中。専門は地域の自然エネルギーを軸とした環境エネルギー社会論。国内外の自然エネルギー政策や事例を調査・研究すると同時に、各地の地域主導型自然エネルギー事業開発の支援を行う。
◎今後の予定[5月〜7月]|もっとコミュニティ・パワーについて学ぼう
上記第一回に続けて、コミュニティ・パワーを実現するために不可欠な最新知識を(オカネもコネもなくても)学べるセミナーを、国内各地にてコミュニティ・パワー推進の最前線で活躍中の講師をお招きし、連続開催していきます。第一回の「コミュニティ」に続けて、5月「政策」、6月「ビジネス」、7月「ファイナンス」と各回毎にテーマを設定。全4回を通して参加いただくと、コミュニティ・パワーとはなにか?から、私たちの地域でどうすれば実現できるのか?まで、体系的に知識を深めることができる内容になっています。随時ご案内していきますので、その都度お申込みください。
第二回|5月26日[土]
「政策」
◇事業計画を立てるうえで前提となる政策
◇国レベルの政策(最新動向も踏まえて)
◇地域レベルの政策(市区町村・都道府県)
第三回|6月23日[土]
「ビジネス」
◇代表的な自然エネルギー事業の仕組み
◇風力発電の例
◇バイオマスの例(わら・もみがらを使用した熱利用)
第四回|7月21日[土]
「ファイナンス」
◇事業を実現するための資金調達の選択肢
◇リスク/リターンに応じた組み合わせ
◇市民出資の仕組み
※いずれも会場は秋田市内の予定です。開催日と内容は現時点での予定です。
詳細は後日お知らせいたします。
◎『Community Power Project Akita』立ち上げまでの経緯
今年2月に、エネルギーについてそれほど詳しくない方でも、気軽に「自然エネルギーと地域の “人” のいい関係」の最新情報を学べる勉強会『マスマス 秋田のポテンシャルに気づいちゃう授業|オカネもコネもなくてもアキタの “人” から始まる自然エネルギー』を開催しました[講師:古屋将太さん|認定NPO法人環境エネルギー政策研究所[ISEP]、会場:レストランプラッツ|秋田市大町、主催:アキタ朝大学、あきたまちなか大学]。まだ雪の降りしきる中、秋田市、男鹿市、大仙市、横手市、大潟村などから約50名もの方にご参加いただきました。ありがとうございました。
※レクチャーの様子はこちらの動画でご覧いただけます。
▼要約
秋田によく似ている状況(農業の経営状態が厳しくなる、若年層が都市部へ流出するなど)だったのに、自然エネルギーを上手に使って人々が幸せに暮らすようになった地域があります。
その事例から学べることは、
◇地域に暮らす人が「わたしたち自身が主人公」になって、ポテンシャルあふれる自然エネルギーをどう使っていくかを、決め、運営しています。さまざまな方法が知的に蓄積されているので、地域同士でネットワークして経験や知見を分かちあうこともポイント。
◇もう一つ重要なのは、適切な政策が不可欠ということ。国レベルではもちろんのこと、特に、地方自治体レベルでの適切な政策の導入(例えば、州レベルでの固定価格買取制度など)が、先進的な取り組みとして注目されています。そのモデルが、次のローカル[辺縁]である他地域にも導入されていく、という広がり方をしています。
◇市民、NPO、事業者、行政など、コミュニティ・パワーを進めていくうえで、さまざまな関係者があり、それぞれ、使う言語も、役割や考え方も違うということを理解することが大事。お互いの理解を得ていくために、取り組みの全体像がわかる見取り図、「核」となる人と場、世界中のアイディアから学んでいくことが必要なようです。
エネルギーのことは、これまで中央の大きな力が決めていました。エネルギーに限らず、私たちは「中央の大きなものが正しい、それに従っていればOK」という考え方に、生き方の照準を定めてきてしまったのかもしれません。「小規模地域分散型」とは、言葉を変えれば「地域の私たちが決める社会」なのではないでしょうか。自然エネルギーは、頬をなでる風、降り注ぐ陽射し、繁る木々や農作物、足下に湧き出る地熱などから生み出されます。少しずつでも勉強し、話し合い、自分たちの幸せな循環をつくっていく場がほしい。そんなわけで、『Community Power Project Akita』始めます。
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- コミュニティ・パワーは ローカル[ 辺縁 ]からはじまる (04/15)
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