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GOOD DESIGN EXPOに出展します

  • 2011.08.22 Monday
  • つむぐ もの
  • 昨年から『おうちの中で、地域の木や森とのつながりを感じられるモノ』というテーマで、木のオリジナル商品づくりを行ってきました。その第一弾として、秋田県能代市出身で現在は横浜市青葉区寺家で手作り注文家具を生業としているMINATO FURNITUREこと、湊 哲一さんと、デザインから材を供給して下さる方を探すところまで一緒に進めてきました。

    そして出来上がったプロダクトのひとつが『新月伐採材のフォトフレーム』です。


    この大変貴重な材を供給して下さるのは秋田県仙北市の田口木材さん。日本一深い湖「田沢湖」のすぐそば、生保内という地で代々製材業を営んでいらっしゃいます。

    新月伐採という特別な方法で、手間ひまかけて丁寧に伐採、管理された最高品質の杉、その中でも無節の柾目という、マグロで言ったら大トロのような材を継続的に供給いただけることになりました。

    「新月伐採」という聞き慣れない言葉について説明しようとすると相当長くなってしまうのですが、簡単にご説明すると、オーストリアで昔から言い伝えられてきたもので、「新月の頃に採った木は、虫がつかず長持ちする」とされてきた伐採方法です。バイオリンの名器「ストラディバリウス」も新月の木で作られているそうです。具体的には、冬季の下弦の月〜新月までの期間に伐採し、伐採した木はその場で長期間葉枯らしさせ、その後も充分に天然乾燥させるなど細かな決まり事がありますが、日本でも古くから「木が眠っている」時期に伐採すると長持ちするといった言い伝えがあったようです。

    しかし、この新月伐採については、インターネットでちょっと調べればすぐにわかりますが、賛否両論あります。正直、私たちもどれが正解とは言い切れません。ただ、私たちがこの伐採方法と材に何より魅力を感じているのは、私たち人間も含めて、自然界のあらゆるものが月の影響を受けていることは間違いなく、その月のリズムに寄りそった方法であるということです。自然のリズムにそった生命力のようなものを感じずにはいられません。


    珍しい両面使いのフォトフレームで、ガラスとMDF材で写真を挟み込んで横から出し入れする仕様になっています。また、両面の間の空間にお気に入りの写真を収納しておくこともできます。


    上の写真は、この夏に行った展示販売会の様子ですが、無垢材をふんだんに使ったボリュームのある特徴的なフォルムがおわかりいただけると思います。(写真手前のフォトフレームは試作品のシングルタイプです。ご要望がございましたら製作いたします。)

    L版の写真が収まるこのフォトフレームは、釘などを一切使わず、また塗装も蜜蝋のみ。杉の香りと柔らかな質感そのままに仕上げています。湊さんの手仕事がすばらしいプロダクトです。


    嬉しいことに、このプロダクトがグッドデザイン賞の一次審査を通過し、8月26日〜28日に東京お台場ビッグサイトで開催されるGOOD DESIGN EXPO 2011にて一般公開されることになりました。現在、一次審査通過作品が公式WEBサイトにて公開されています。

    『新月伐採材のフォトフレーム』の掲載ページはコチラです。

    一次審査を通過しただけなのに、たくさんの応援メッセージをいただき、感激しています。みなさま本当にありがとうございます。

    今回のGOOD DESIN EXPO 2011では「Area Aid Design Project / 東北茨城デザインプロモーション」の特設ブースが開設され、私たちのプロダクトはこちらでの展示となります。

    この『新月伐採材のフォトフレーム』は、現在受注生産でのみ承っております。価格は5,800円[税込/送料別]となっておりまして、ご注文をいただいてから2週間〜1ヶ月でお届けさせていただきます。材料の新月伐採材は、田口木材さんに丸太の状態で管理・保管されていて、フォトフレームはすべて手作業で一つずつ丁寧に仕上げていきますので、少しお時間をいただかなくてはなりません。近日中に私たちの新しいWEBサイトがオープン予定で、そちらでご注文を承るほか、みなさまの身近なお店でも実際に手に触れていただけるよう努力している最中ですので、もうしばらくお待ち願います。

    現在のご注文はe-mailにて承っております。ご質問やご相談なども含めて、info@casane-tsumugu.jp までご連絡ください。引き出物やプレゼントなど、まとまった数量のご注文にも対応させていただきます。お気軽にご相談ください。

    GOOD DESIN EXPO 2011では、実物をご覧いただくことが出来ますので、ご興味をお持ち頂けるようでしたら是非、会場へお越し頂ければ嬉しく思います。

    みなさまのご来場を、そわそわしながらお待ちしています。












TOHOKU Sake Forum 2011について

  • 2011.08.16 Tuesday
  • つむぐ もの

  • 去る7月3日に東京秋葉原のアートスペース3331 Arts Chiyodaにて行われたTOHOKU Sake Forum 2011について、開催から1ヶ月半が経過してしまいましたが、企画から関わらせていただいた一個人としてご報告したいと思います。

    TOHOKU Sake Forum 2011は、東北の被災した酒蔵の現状や、造り酒屋として代々受け継いできた想い、誇り、そして未来への想いを、一人でも多くの方に知っていただきたいと、酒蔵自らが声を上げ、東北の仲間蔵に協力を呼びかけて開催に至りました。日本の歴史や生活文化と密接に関わってきた日本酒、地酒というものが、3.11およびそれを起因として未だ続いている未曾有の大災害によって危機に晒されている。一部の酒蔵はメディアに取り上げていただくことで、その被害状況が伝えられていたのですが、多くの酒蔵(特に内陸部で地震被害の大きかった酒蔵)については、その状況が知られる機会がほとんどありませんでした。

    そのような状況を危惧し、多くの方にお集まりいただけるような企画を作り、そこで蔵元自身が現状とこれからについてご報告・発言することを主目的として開催いたしました。

    当日会場にて配布されたパンフはこちらです。

    発起人・呼びかけ人である秋田の “造る蔵元集団” NEXT5 からお話をいただいたのが3.11から10日後のことでした。私たち casane・tsumugu は、大変ありがたいことに企画から、すべてのデザインのディレクション、PR、コーディネート、当日の運営まで、一連の業務を担当させていただきました。

    様々な被災状況の酒蔵の方々にお越しいただく震災テーマの会であること、東北規模での業務ということもあり、簡単ではありませんでしたが(正直、とても難しいテーマでしたが)、多くの方々のご協力により、当初の予定通りの約500名の方にご来場いただき、上記写真のように大盛況のうちに無事に終えることができました。


    第一部 シンポジウム1「3.11後の日本酒を考える Part.1」東北6県の蔵元によるパネルディスカッションの様子。


    ご来場下さった皆さま、応援して下さった皆さま、大変な状況の中ご参加下さった酒蔵の皆さま、会場準備設営など絶大なご協力をいただいた3331 Arts Chiyodaの皆さま、共催者として前準備から当日の運営補助まで共に汗を流して下さったZERODATE Art Centerの皆さま、当日運営をサポートして下さったたくさんのボランティアスタッフの皆さまには、あらためて感謝申し上げたいと思います。

    当日は、一部・二部定員完全入れ替え制にて行い、常時行われている東北の日本酒のテイスティングとは別に、館内3箇所のどこかで、または並行して、常に蔵元による、または蔵元参加によるトークを進行させました。一日のうちに合計7本のトークイベントを行ったことになります。全てのトークを聞くことができない状況は、ご来場の皆さまに大変ご迷惑をおかけしてしまいましたが、一人でも多くの蔵元に、一分でも長く、自身の言葉で語ってもらいたい、という想いと願いがありました。


    第二部 シンポジウム2 「3.11後の日本酒を考える Part.2」業界関係者と蔵元によるパネルディスカッションの様子。


    当日ご覧いただけなかった方のために、何本かのトークはUSTREAM録画しており、ご自由にご覧いただけるようになっています。ぜひ、蔵元の生の声に耳を傾けてみてください。

    【第一部】
    ◎蔵元震災レポート1「岩手の現状とこれから」[60分]

    ◎蔵元震災レポート2「宮城の現状とこれから」[60分](04:00くらいまで音無し)

    ◎トークセッション 1 「3.11後の地域文化について」01

    ◎トークセッション 1 「3.11後の地域文化について」02[合計90分]

    【第二部】
    ◎トークセッション 2 「3.11後の環境・エネルギー、そして日本酒について」[90分]


    いま、最も難しい状況にあると言っても過言ではない福島の蔵元たちによる震災レポートの様子。


    第一部 トークセッション「3.11後の地域文化について」の様子。


    第一部・二部ともに行ったトークセッションでは、日本酒と一見関連のなさそうな異分野の第一線でご活躍されている方との組み合わせにチャレンジしました。上の写真は第一部のトークセッションの様子。左から宮城県大崎市「乾坤一」大沼酒造店 蔵元 大沼充さん、福島県双葉郡浪江町「磐城壽」鈴木酒造店 蔵元 鈴木大介さん、宮城県塩竃市でアートスペース「ビルド・フルーガス」を運営し、アートを通じた復興支援活動にも積極的に取り組む高田彩さん、会場の3331 Arts Chiyoda統括ディレクター兼東京芸術大学准教授で、震災後精力的に被災地に足を運び続けている中村政人さん、岩手県大槌町「浜娘」赤武酒造 蔵元 古舘秀峰さん。

    あくまで個人的な感想ですが、各県各地の蔵元の生の声を聞き、現地はまだ文化を語るフェーズではない場所が多いのだということをあらためて痛感しました。その一方で、磐城壽の鈴木さんのお話は、文化的な視点からも、日本酒というものが地域においてどんな存在であり得るかを非常に具体的に示して下さっていたと思います。


    磐城壽の酒蔵は福島第一原発からわずか7km。
    津波で蔵を失い、その後の原発事故の影響で町全体をも失ってしまった。
    そんな状況でも町の人たちから「いわきの酒を復活させてくれ」
    「どこで造ろうが、お前が造ればそれがいわきの酒だ」
    と言ってもらったというお話。


    いわきで水揚げされる海産物は、常磐産として一つのブランドを確立していたそうです。大漁のときには、市場から漁師へ磐城壽が振る舞われていたそうで、漁師の間では「今日は酒になったか?」という言葉が「大漁だったか?」という意味で使われていたそうです。また、「壽」という名前にも関わらず、葬儀の際でも地域では磐城壽の酒が飲まれていたそうです。そんな、本当に暮らしそのものであった日本酒、昔からの日本酒の一つの姿が、今に生きている様子を伺い知ることができました。

    磐城壽の鈴木さんの状況については、日経ビジネスオンラインでも詳しく掲載されています。
    ぜひご覧ください。


    第二部トークセッション「3.11後の環境・エネルギー、そして日本酒について」の様子。


    左から、月間15万人の読者から支持されているWEBメディア「greenz.jp」を運営する(株)ビオピオCEOの鈴木菜央さん、3.11以前から自然エネルギー研究の第一人者として国内外で活躍されている環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也さん、秋田県秋田市「新政」新政酒造 蔵元 佐藤祐輔さん。

    「エネルギー」と「日本酒」という一見全く検討もつかないこの組み合わせですが、非常に意義深い、これからの未来像を描くヒントに富んだ内容となりました。「環境」や「エネルギー」などの話にありがちな極端に傾倒した意見や、ストイックで常人離れした取り組みではなく、とても論理的に、人間の感情までもを加味した飯田さんのお話は、私たちに未来への希望を描かせてくれます。また、飯田さんはエネルギーの専門家ですが、金融にもお強いというのも特徴で、やっぱり、いかにして資金を調達し持続させていくのか(投資を呼び込むか)など、何事も物事を動かしていく際に欠かせない部分についても、とてもわかりやすくお話してくださいました。モデレーターを務めてくださった鈴木さんの軽快でウィットに富んだ進行によって、時間の長さを全く感じさせない、あっという間の90分でした。


    全体を通して、とても良かったと思うのは、やはり参加した各地の蔵元の方々が、とても丁寧に、かつご自身の言葉で、あのときのこと、そしていま、さらには未来について語ってくださったこと。そして、参加されたお客様が蔵元の一言一言に真剣に耳を傾けてくださったことです。それぞれの会場では、ときに涙を流す人がいたり、ときに笑いが起こり笑顔が溢れていました。

    「人と人が触れ合う」瞬間を、そこから、ゆっくりと、でも確実に、理解し合い、何かが前に動いていく瞬間を、いたるところで目にすることができました。

    それぞれの地で、それぞれの人たちが日々かさねて行くものがたりは、そのどれもかけがえのないもので、琴線に触れる。私たち casane・tsumugu は、人々が日々紡ぐこのかけがえのないものがたり、古くて新しい未来のはなしを、丁寧に可視化すること、みなさんの元へお届けしていくこと、これらに引き続き取り組んでいきたいと、このTOHOKU Sake Forum 2011に関わらせていただいたことで、あらためて強く思うことができました。

    被災された各地の一日も早い復興を、あたりまえの日常が戻ることを、心からお祈りいたします。
















『あ・・・』

  • 2011.08.01 Monday
  • 日々の出来事



  • 『あ・・・』っという間に8月ですね。

    暑中お見舞い申し上げます。

    7月はTOHOKU Sake Forum 2011をはじめ、ホントにいろんなことがあったし、8月も5年目を迎えるゼロダテはじめ、いろんなことがあるのだけど、ここでのUPが全然追いついていません…。
    でも、少しずつUPしていきたいと思っていますので、楽しみに気長にお待ちいただけたら嬉しいです。

    それと、casane・tsumugu についてのご報告ですが、いま新しいWEBサイトを製作中です。8月中にはプレオープンできそうです。お願いしているWE LOVE AKITA代表の簾内くん[ @sunouchi ]には、とーってもご迷惑をおかけしております。すみません。。。

    でも、おかげで素敵なWEBサイトになりそうです。こちらもお楽しみに♪

    秋田は明日8月3日〜6日まで、秋田・北東北を代表する国の重要無形民俗文化財でもある竿灯まつりです。短い北東北の夏は、過ぎゆくその時を一瞬も逃してなるものかと言わんばかりに、怒濤の夏祭りラッシュを迎え、人も街も鼓動が高まり出します。盛岡のさんさ踊り、青森のねぶた祭、弘前のねぷた祭、秋田でも竿燈祭の他にも、阿波踊りなどと並ぶ日本三大盆踊りと称され国の重要無形民俗文化財でもある羽後町の西馬音内(にしもない)盆踊、日本三大囃子のひとつ鹿角市の花輪ばやし、全国の花火師がその技術を競う日本一の花火大会「大曲の花火」などなど目白押しです。

    ここ秋田県は国の重要無形民俗文化財が全国で最も多いってご存知でしたか?
    ぜひ避暑を兼ねて、北東北の夏の鼓動を体感しにいらしてください。













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