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minato furniture × casane tsumugu

  • 2011.05.08 Sunday
  • つむぐ もの

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    平年よりやや遅いものの4月も終わりに近づいて、ここ秋田もようやく桜の季節を迎えました。3.11以降、先行きの見えない不安を抱えながら過ごしていた毎日に、無条件に明るい気分を注いでくれる自然という存在に、あらためてその素晴らしさと偉大さを感じずにはいられません。

    震災以降客足が遠のき大きな打撃を受けていた秋田県内の観光地にも、咲きほこる桜に誘われるようにG.W.期間中は多くの人々が訪れていたようです。


    そんな最中の5月4日、私たちは横手市十文字の地産地消デリカテッセン「紅玉」さんで開催された「旅するマーケット 紅玉の国へ行く Vol.3」に[minato furniture]こと湊 哲一くんと出展してきました。湊くんとは昨年から木のプロダクト開発を進めているのですが、ちゃんとした形でみなさんの目に触れるのは今回が初。箱いっぱいのプロダクトを抱えて、期待と不安を胸に参加させていただきました。

    そもそも「なぜ木のプロダクト?」というと、いつも生活している日常の風景には、山や森をはじめとするたくさんの自然が溢れているのに、家の中を見ると、あまりにもプラスチックや化学製品的なモノで溢れているという現実に対して違和感を感じたから。そして、合板を含むそれらのモノと本物の木で作られたモノとの圧倒的な質の差を知ってしまったから。肌触りや匂い、自然素材が身近にある心地よさ、太陽の光の受け止め方一つとっても圧倒的に異なります。特に小さな子供の反応はとても敏感かつ素直で、無垢材の床に触れた子供たちは、ほぼ例外なく床でゴロゴロし始めます(笑)。そういう素晴らしい素材が身近にありながら、毎日の暮らしに取り入れられないのは、何だかもったいないなと。




    でも、私たちのライフスタイルや家の中に求める趣味趣向は、昔とは随分変わってしまったし、たくさんの木で造られた純和風住居のような家に住んでいる人も少ない。家には無印良品やフランフラン、IKEAなんかで買ったモノがたくさんあって、いくらモノが良くても、それらに馴染まないモノはなかなか取り入れる気にならない。木のプロダクトって、いかにも「木です」っていうモノが多くて、はっきり言ってカッコ悪い、かわいくない。それも現実。

    だったら自分たちで作っちゃお〜!というのがコトの始まりでした。

    そんな話を方々でしていたら「横浜で無垢材の家具を作ってる秋田出身の人がいるよ」と、ゼロダテの松渕くんが紹介してくれたのが湊くんでした。湊くんについて詳しくは、現在製作中の私たちのWebsiteで、近くあらためてご紹介したいと思っていますが、簡単にご紹介させていただくと、横浜市青葉区の寺家町というところで、モノづくりの仲間たちと共同で工房を構え、無垢材にこだわって、出来るだけクギなどを使わずに、様々な伝統的工法を用いて、素敵な注文家具を作っています。定期的に木工教室も開催しているようなので、お近くにお住まいでご興味のある方はぜひ訪ねてみてください。


    というわけで、今回出展したプロダクトから、いくつかご紹介したいと思います。


    写真は、当日の私たちのテーブルです。日々の暮らしの中で大切な「食」に関連するプロダクト、本物の木が持つ経年変化という楽しみを「大切な人や家族との想い出」と一緒に時を刻みながら育んでいただきたいプロダクトなど、テーブルいっぱいに並べさせていただきました。


    説明するとみなさん驚かれますが、どのプロダクトも着色塗装はしていません。全て無垢材をそのまま加工した木そのものの色です。撥水と艶出しのために蜜蝋を塗布しているだけなので、万が一お子さまの口に触れても安心なプロダクトです。赤や黄色といった珍しい色は日本には自生していない外国産の材ですので、なかなか目にする機会がないと思います。世界には本当に色々な種の木があることに私たち自身も驚いています。木そのものの色でこれだけカラフルになるなら、日々の暮らしにちょっと取り入れるだけで空間が賑やかで楽しいものになりそうですよね。


    このボックスは、その見た目から[Pudding]と名付けました。大きさは3種類。大きいサイズは、角砂糖などを入れてコーヒーや紅茶を楽しむ時間に添えてもらいたいなと思ってご用意しました。中くらいのサイズは、七味や粗塩など、ちょっとした調味料入れとして。小さいサイズは、お気に入りのアクセサリーなどを大切にしまってもらえたらいいなというイメージでご用意しましたが、用途に応じて様々な使い方が出来ると思います。ぜひ色々と使ってみていただきたい可愛らしいプロダクトです。実際、小さいサイズをご購入下さったお客様は、お子さまの乳歯が抜けたばかりということで、その歯を大切に保管されるということでした。素敵な使われ方に、とても嬉しくなりました。


    ベースは全てクルミの木。赤色はサッチーネ、黄色く見えるのはケヤキ、白はメープル、濃茶色はウォールナットです。フタが異なるだけで、ずいぶんと雰囲気が変わります。




    全て1つの無垢材を削り出して手作業で加工しています。ベースのクルミも大きめの無垢材を贅沢に使用して手作業で中をくり抜いて作っていますので、合わせや継ぎ目はありません。当然、接着剤も不要です。エッジの面取りなど、手仕事ならでは細やかな美しさを味わうことができます。木そのものの穏やかな香り漂うプロダクトです。


    続いて[Mame-Sara]と名付けたプロダクト。その名の通り、豆皿をイメージして作りました。来客時に、ちょっとしたお茶菓子をお出しする際、手軽に出せて一枚でも様になるものをイメージしました。季節感のある和菓子などを、その季節や地域に関連する木のお皿に乗せてお出ししたら、とっても粋ですよね。もちろん、コースターとしてお使いいただいても丁度良いサイズです。




    こちらも無垢材を削り出して、一枚一枚手作業で両面とも丁寧に仕上げた、細かな手仕事の技術を感じていただけるプロダクトです。どちらの面でもお使いいただけますが、それぞれで雰囲気が異なりますので、二倍お楽しみいただけます。もちろん着色塗装はしていません。撥水と艶出しのために蜜蝋を塗布しているだけですので、こちらも万が一お子さまの口に触れても安心です。


    上の写真は、左上から時計回りに、ケヤキ、ナラ、イタヤカエデ、山桜、ブナ、エンジュ。こうして見ると、材種によって木目などが随分と異なる様がよくわかりますね。
    ※現在ブナは品切れしております。



    今回ご紹介したこれらのプロダクトは、現在メールでのみご注文をお受けしています。仕様や価格は以下の通りです。商品についてのお問い合わせ・ご注文などは[ info@casane-tsumugu.jp ]まで、お気軽にご連絡ください。ご注文方法やお問い合わせへの回答など、こちらからお返事メールをお送りさせていただきます。

    展示した中で、詳しくご紹介できなかったプロダクト、現在進行中のプロダクトなども、こちらのブログでUPしていきますので、是非ご期待ください。日々の暮らしの中に何気なく溶け込んで、毎日のように使っていただけるような、ホッとできたり、優しい気持ちになれたり、暮らしに彩りを添えられるような、そんなプロダクトをみなさまにお届けしたいと思っています。





    [Pudding]
     大:ウォールナット・ケヤキ・メープル ※ベースは全てクルミ
     Size  外寸:W65×D65×H65mm
         内寸:W53×D53×H38mm
         ※フタは厚み約16mmですが、フタを閉めた状態で見えるのは約12mmです。

     中:ウォールナット・ケヤキ・サッチーネ・メープル ※ベースは全てクルミ
     Size  外寸:W55×D55×H55mm
         内寸:W45×D45×H29mm
         ※フタは厚み約14mmですが、フタを閉めた状態で見えるのは約10mmです。

     小:ウォールナット・ケヤキ・サッチーネ・メープル ※ベースは全てクルミ
     Size  外寸:W45×D45×H45mm
         内寸:W38×D38×H21mm
         ※フタは厚み約12mmですが、フタを閉めた状態で見えるのは約8mmです。

    [Mame-Sara]
     アサダ・イタヤカエデ・エンジュ・ケヤキ・ナラ・山桜
     Size  W80×D80×H9mm











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